ハルのおいたちーその2ー

ペットショップの子とはご縁がなかったものの、それが引き金となり、私はどう してもゴールデンが欲しくなりました。

ミクシィのようなサイトがあれば、飼っている方のお話もたくさん聞けたかもしれませんが、当時は知らなくて、
いろんな方のHPにお邪魔してはどんな風に飼われているのか、とかどんなことに気をつければいいか、
どんな病気があるかなんかを読みあさっていました。
ゴールデンで検索してみて、最初にヒットしたブリーダーさんのHPを何度も見ました。
でもブリーダーさんて専門的な感じがしたし、きっとお値段もペットショップよりずっと高いんじゃないかとか、
犬シロウトには無理な世界なのかなぁ、とかいろいろ思ってしまい・・・
けれどそのブリーダーさんのHPには
「どうぞお気軽に一度ワンちゃんたちを見にいらしてください」って書いてあったので、思い切ってメールしてみました。
するとすぐにお返事があり、
「今生後2週間の仔犬が8頭います。一度ごらんになってみませんか?母犬もおりますので」とのこと。
しかも、お値段も特別高いというわけではありませんでした。
夫を誘ってウキウキでさっそく見に行くことに。
けれどこの時点でもまだ迷っている私・・・。

まだ寒さの残る3月のはじめでした。

そこは普通の民家で、広いお庭に3頭がそれぞれに暮らしている犬舎がありました。
ブリーダーさんは普通のおじさんという感じで、あまに飾り気のない素朴な方でした。
あまり売ろう、売ろう、という商売っ気もなく、クールな愛犬家って感じかな。
そこにいたのがベッティ。ハルの母犬です。
ベッティは初めて訪れた私たちをただ静かに見つめ、大きなフサフサのしっぽをゆっくり振っていました。
うんともワンともいいません。
「犬って家に来た人に吠えたりしないっけ?」
そんなことを夫と話しながらブリーダーさんについてベッティの犬舎へ入ると、
そこには8匹の小さな小さな仔犬たちがいました。


     

まだとっても小さくて目も開いていません。
手のひらに乗るくらいのサイズです。
ベッティは「私の赤ちゃんよ。かわいいでしょ?」
とでも言いたそうに、優しいまなざしで仔犬を見て騒ぐ私たちをただ背後から見ているだけ。

私たちはベッティに一目惚れしたと言っても過言ではありません。
8匹の仔犬といっしょに写真をとらせてもらいました。
その中にハルがいたのです。
けれど今見返してもどれがハルなのかはわかりませんが・・・
ベッティのような犬といっしょに過ごせたらどんなにかステキだろう♪夢は膨らみました。
その日、どうしてもベッティの仔犬が欲しいと思い、内金を払って予約をしました。

それから1ヵ月後、やって来たハルに「ほんとにベッティの子?」
という疑問を抱かざる終えないほどのやんちゃぶりに泣かされることになります。

写真1・・・ベッティとまだ目の開かない仔犬たち
写真2・・・父犬のマーク

                                             
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